横隔膜万歳

 

初演・平成4年文芸座ルピリエ応用落語会 

この話は今でも好きです。
「横隔膜が外れると面白いなあ」と思ったのがはじまりでした。 この頃応用落語会でやるネタを円丈師匠を交え事前に発表する、という事をやってました。 この時は落語協会の2fでした。
僕が「横隔膜を外すと・・」と話をしたら落語の組立では 「外すぞ!」「外れる分けないだろ!」という運びにするようにと教えてもらいました。 まったくその通りで方法論をたくさん学びました。
その時に円丈師が「でもあなたが外したかったら 横隔膜を外した方がいい、横隔膜の外し方は・・・・・・・」あとは内緒です。 横隔膜が外れた喜びは今でも忘れません。もちろんホントに外れたわけではないです。

一見つかみ所のないような話ですがなぜかこの話は芸人仲間にいまだにに「あのネタどうした?」と 言われます。
いいのか悪いのか。でも何かがあるのではとそんな気になります。 
二つ目昇進後末広亭でこのネタをやった後「こんな話好きです。」と数人の男女に囲まれる。 普段は古典落語「初天神」とかやっているんです、と言えなかった。


ストーリーはある会社員の所へ早朝、小包みが届く。送り主の名はよくわからない。開けてみると「アナタの横隔膜は 汚れています。新しいモノとお取り替え下さい。めんどくさがり屋のアナタ古い横隔膜は巾着になります。 横隔の巾着・おうちゃく。~~~~~~今回は特別にゾウの鼻をプレゼント」それぞれに横隔膜のはずし方 ゾウの鼻の付け方を見ながら実行してみる。
しかしゾウの鼻が胸にくっつき離れない。そのまま会社へ。 3日後再び小包みが、「この牛の足をつけないとアナタはゾウになります。牛の足の付け方は・・・」 牛の足を右肩へ、そして3日後ごとに「虎のしっぽ」「ウサギの耳」「キリンの首」「大アリ食いの口」 「カメの甲羅」「ペンギンの羽」・・・・・・体にどんどん動物の一部がくっついている。 出社の度に何かが増えていくのでもちろん会社でも嫌がられる。このままじゃ仕事が出来なくなるためこの へんてこなモノの送り主を探し出し一言「いいかげんにしろ!!とりあえず猫の手を貸してくれ」